ビジネスコラム
蟹江憲史氏未来のために自分ができることを楽しみながら。
2023年2月公開【全4回】
今回は、SDGsや環境問題をテーマにグローバルで活躍している蟹江憲史さんのご登場です。
気候変動という喫緊の課題に直面している地球。その中で、私たち一人ひとりが “未来のためにできること”をわかりやすく解説していただきます。
要旨

国連が4年に一度まとめる『グローバル持続可能な開発報告書(GSDR)』において、2023年版の執筆を担う15人の専門家に名を連ねる蟹江教授。そうした世界を知る蟹江教授から見て、日本は「SDGsの知名度や認知度は抜群に高い」といいます。しかし、その一方で「SDGsの中身に対する理解度は低いように感じます」という厳しい意見も。今こそ私たちはSDGsを連呼するだけでなく、その目的をしっかりと理解し、目標を達成するための具体的なアクションを起こす必要があるのではないでしょうか。製造業の世界で頑張る読者へのメッセージで語られた言葉は、持続可能なライフスタイルを実践するための大きなモチベーションになることでしょう。
蟹江憲史(かにえ・のりちか)
1969年、東京都出身。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授。1994年、慶応義塾大学総合政策学部を卒業。2000年、同大学の大学院政策・メディア研究科にて博士学位を取得。北九州市立大学助教授、東京工業大学大学院准教授などを経て、2015年より現職に就任。日本国政府「持続可能な開発目標(SDGs)推進円卓会議」委員、内閣府自治体SDGs推進評価・調査検討会委員、環境省持続可能な開発目標(SDGs)ステークホルダーズ・ミーティング構成員などを務め、SDGsや環境問題を中心に多方面で活躍している。