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三菱ヒートポンプ式温水システム エコヌクール

販売店様/工事店様向け技術情報熱源置換について

スマート電化リフォームなどの際、
熱源機のみヒートポンプ式に置換えできます。

*熱源置換の際には、事前に「置換のチェックポイント(条件)」を必ずご確認ください。条件を満たさない場合は置換できません。

熱源置換のイメージ

置換のチェックポイント(条件)

基本事項

  • ●ボイラーは水温60℃〜80℃で断続運転で送水することに対して、エコヌクールは水温35℃〜60℃※1の連続運転で送水することで暖房します。
  • ●外気温度によって暖房能力が変化します。
  • ●建物の断熱性能によって暖房能力が変化します。
  • ●敷設されている床暖房パネルによって放熱量に差があります。
  • ●床仕上材によって放熱量に差が出ます。

※1:通常は35℃〜55℃。60℃出湯モード条件を満たす場合に限り最高60℃で送水が可能。

1. 置換畳数の目安(置換前のシステムや住宅性能により異なります)

機 種 外気温条件 畳数の目安 60℃出湯時の暖房出力( )内は循環流量
エコヌクールピコ30 0℃ 10畳 2.0kW(2.9L/min)
エコヌクールピコ40 0℃ 20畳 3.7kW(5.3L/min)
エコヌクールピコ50 0℃ 25畳 4.5kW(6.5L/min)
-5℃ 22畳 4.0kW(5.7L/min)
エコヌクールレオ 0℃ 40畳 7.4kW(10.6L/min)
-5℃ 38畳 7.0kW(10.0L/min)
  • 〈60℃出湯の注意事項〉
  • *60℃出湯時の戻り水温はすべて50℃の場合。
  • *床暖房システムで使用する時のみ有効。簡易システムで使用する場合は60℃出湯はできません。
  • *60℃出湯時は55℃出湯時より消費電力が増加します。暖房負荷が暖房出力より大きい場合、外気温度が高い場合、循環流量が多い場合など、60℃を維持できない場合があります。また、60℃固定運転は、効率が低くなるためランニングコストは高くなります。

2. 熱源置換で使用できる放熱器について

  • 床暖房パネル床暖房パネル条件を満たせば使用できます。

  • パネルヒーターパネルヒーター放熱量の事前確認ができ、条件を満たせば使用できます。

  • ファンコンベクターファンコンベクター温水温度が低いため、風がでないか冷風しかでないため使用できません。

  • 温水バス乾燥機温水バス乾燥機温水温度が低いため、風がでないか冷風しかでないため使用できません。

3. 表面仕上げ材がフローリング12mm以下。

畳やタイルなどでは、熱伝導が悪い場合が多く暖まりが期待できません。

4. 床下の断熱材が必要です。

床下に断熱材が入っていないと、暖めた熱が床下へ放熱されロスが大きくなってしまい暖房費が高くなったり、床自体が暖まらなくなります。

  • *断熱材の目安
  • ●設計外気温度:0℃以上の地域→床下断熱材50mm以上であること。
  • ●設計外気温度:0℃以下の地域→外壁・床下に100mm以上の断熱材があること。

5. 置換前に使用している循環液の水質。

水使用の場合 pH >7 であること
(7以下は既存の配管が腐食しているおそれがありNG)…市販試験紙にてチェック
不凍液使用の場合 目視にて、不溶物が無いこと

エコヌクールに置換後は必ず、当社純正の三菱防錆循環液を補給して使用してください。

6. 置換に際してのご注意。

  • ●置換前の段階で、湯温設定を高くしないと暖まりが悪い場合は、エコヌクールに置換後、さらに暖まりが不足することになるため、置換できません。
  • ●温水生成温度に差があるので、暖まりが弱く感じるため、エアコン等の補助暖房が必要となります。
  • ●暖まるまでの時間が長くなります。
  • ◎保証期間はお買上げ日(据付完了日)から2年間です。
    保証対象は、新設の機器のみとなり、既設品(床暖房パネルや配管など)は対象外となります。また、既設床暖房パネルの品質状態が悪い場合(循環液の水質が悪く、機器故障のおそれが高い場合)は置換できない可能性が高くなります。実際の導入にあたっては、専門家による適合判断が必要となります。お近くの施工認定店へご相談ください。

熱源置換の手順

熱源置換の手順

置換工事の注意事項

  1. 温水配管を洗浄し、当社純正の三菱防錆循環液を使用。
    *洗浄方法と洗浄剤については「技術マニュアル」をご参照ください。
  2. 床暖房パネル・温水配管に漏れがないかチェック。
  3. 床暖房パネル、ヘッダーまでの配管を除くすべて(熱源機、リモコン、熱動弁)を置換える。
    詳しくは、「技術マニュアル」をご参照ください。

必要な商品(部材)と工事※システムによって多少異なる場合があります。

エコヌクールピコの場合
■必要な商品(部材)
品 名 備 考
熱交換ユニット 1台
室外ユニット 1台
専用架台 1台
エコヌクールリモコン 必要数
熱動弁付ヘッダー 必要数
熱動弁なしヘッダー 必要数
フレアジョイント 必要数
止水ジョイント 必要数
三菱防錆循環液 必要数
■必要な工事
配管洗浄 一式
リークテスト 一式
既存熱源撤去 一式
エコヌクール設置 一式
配管つなぎ 一式
計装工事 一式
試運転調整 一式

※壁掛けの場合は、壁掛け部材と配管カバー。

エコヌクールレオの場合
■必要な商品(部材)
品 名 備 考
熱交換ユニット 1台
室外ユニット 2台
専用架台 1台
エコヌクールリモコン・熱動弁 必要数
熱動弁コントローラー 必要数
往き・戻りヘッダー 必要数
膨張タンク 現地
圧力ゲージ 他 現地
三菱防錆循環液 必要数
■必要な工事
配管洗浄 一式
リークテスト 一式
既存熱源撤去 一式
エコヌクール設置 一式
配管つなぎ 一式
計装工事 一式
試運転調整 一式

※壁掛けの場合は、壁掛け部材と配管カバー。

〈参考〉熱源置換確認項目一覧

No. 住宅仕様の事前確認項目 判定の目安
1 (築 年 工務店/ハウスメーカー名    ) (判定の参考項目)
2 床暖房の空調面積(   畳) 機種別の置換畳数の目安内である
3 床暖房パネルの敷設面積 (判定の参考項目)
4 現在使用している放熱器 基本的に使用できる放熱器は床暖房のみ
5 床暖房以外に併用できる補助暖房機(エアコン等)の有無 補助暖房機がある
6 床暖房コントローラー、リモコンの配置 リモコンの置換に妥当な位置である
7 エコヌクールリモコン置換位置 リモコンの置換に妥当な位置である
8 現行システムにおける暖房感 問題ないこと
9 床下断熱の厚さ 設計外気温度0℃以上の場合 グラスウール:50mm以上
設計外気温度0℃以下の場合 グラスウール:100mm以上
10 仕上材の種類 使用できる仕上げ材は
フローリング(12mm以下)のみ
11 現行システムの熱源機本体以外の別置ポンプ使用有無 別置ポンプの使用がないこと
12 現行設置されている熱源機のメーカー、形名 (判定の参考項目)
現行システムおよび設置に関する確認項目 判定の目安
13 室外ユニットを設置するスペース スペースがあること
14 その他 据付場所の条件 条件を満たしていること
15 床暖房の配管系統、配管サイズ 配管接続工事ができること
16 床暖房パネル枝配管の屋外引き出し(ヘッダーは屋外かどうか) ヘッダーが屋外にあること
17 現行システムの熱源機本体と床暖房パネルまでの温水配管長 適正な配管長であること
18 床暖房パネル配管への断熱有無 配管が断熱されていること
19 設置する場所への、搬入・搬出・設置工事スペース スペースが確保できること
20 電源工事(単相200V)、専用ブレーカの設置工事可否 電源を確保できること
5分以上現行システムを運転させた後に確認する項目 判定の目安
21 現行システムの循環液が水の場合におけるpH pH >7
22 現行システムの循環液内の不溶物 不溶物がないこと
  • 〈ご注意〉
  • ●上記確認内容は、既設温水システムの設置状態を確認したものであり、この結果が置換の適合性を保証するものではありません。
  • ●記載していない既設の床暖パネルや配管などの水漏れ、詰まり、暖まり具合などの確認が別途必要です。
  • ●置換を検討する場合は上記確認結果も含め、置換時のリスクをよくご確認願います。
  • ●上記確認において不明な事項は置換の適合性のリスクとなるため留意が必要です。
  • ●リモコンの取替えの際、内装工事が必要となる場合があります。
  • ●熱源置換の詳細につきましては、当社施工認定店またはカタログ裏表紙のお問い合わせ先へおたずねください。