Voices

社員インタビュー

積み重ねた努力の先に
スイッチがあった

三浦 遼

MIURA, Ryo

2020年入社

高周波光デバイス
製作所

ビジネス開発
センター

ソリューション
技術開発グループ

自らの「情熱」や「強み」を「仕事の武器」へスイッチし、グローバルに活躍する社員の姿を紹介する「The Switchers」
今回は、赤外線センサー事業で開発設計から技術営業へと歩みを進め、海外顧客を担当した若手社員を紹介。
不安や葛藤をどのように乗り越え成長し続けてきたのか。その等身大の歩みを追う。

Switcher’s Profile

入社理由

大学では半導体の材料研究を専攻しており、「半導体関連を事業に持つ大手メーカー」という絞り方をしていました。技術力やシェアの高さなど、半導体事業の強さと企業としての安定感が三菱電機を選んだ理由でした。また、面接や説明会でお話されている社員の方々の柔らかい雰囲気にも惹かれました。

自信があることは?

  • コミュニケーション力
  • 状況把握力(空気を読む力)
  • 他者を尊重する姿勢

不安だったことは?

学生時代は化学系を専攻していたため、デバイス部門に配属された場合、デバイス開発・設計に不可欠な物理(電気電子回路や光学など)を学び直さなければならないのが不安でした。少し大袈裟ですが、化学と物理は、野球とサッカーくらい「全く」世界が異なり、実は物理は高校時代に一度苦手意識を持った諦めた分野でした。

担当するグローバル事業に
ついて

3~5年目 国内・韓国・台湾担当

製品開発と技術営業を兼務していました。技術営業では、新規事業であった赤外線センサーの拡販活動のため、韓国や台湾のお客様に提案・営業を行っていました。
現地の販売代理店や販売会社の方々と月例会議を行い、拡販活動の進捗確認や今後の戦略策定を実施。重要な局面では、実際に現地に赴き、顧客を訪問し、直接プレゼンテーションを行っていました。

※赤外線センサー:人やモノが出している熱をキャッチし、温度の分布を見える化するセンシングデバイス。当社製のものは、指先に乗る程度の小型サイズ。

1

化学系出身
配属された

赤外線センサーの製品開発部門に配属され、まず最初に担当したのは電子回路を用いた実験環境の立上げ業務でした。大学時代は電子回路に触れてこなかったため、当時の上長に不安を漏らしたことを覚えています。すると、上長からは、「Mゼミ」をはじめとする研修制度など、会社には学びながら成長できるさまざまな環境が整っていること、そして仕事は先輩社員に相談しながら進められることを教えてもらいました。実際、教育担当の先輩社員に教えてもらいながら、立ち上げることができました。

その後、3年間にわたって製品開発/設計分野で経験を積み、海外顧客を担当する技術営業も兼務するようになりました。技術営業は入社当時から希望していたため、念願が叶ったカタチです。
しかし当時、赤外線センサー事業は、事業成長の鍵となる有望顧客の獲得が急務でした。
エンジニアとしての経験が浅く、赤外線センサーに関しても勉強中で、語学もそれほど得意ではない自分にとって、大きなプレッシャーでした。

2

「強みは何?」
問われ続けて

技術営業としてはじめのころ特に苦労したのは、販売代理店の方々に協力してもらうための説得でした。代理店の皆さんにとっては、すでに売れている商材を販売するほうが効率的なのは間違いありません。そのため売れるかどうかわからない製品に貴重なリソースを割いてもらうためには、当社赤外線センサーの強みや差別化要素を十分理解してもらう必要がありました。

実際、韓国を担当していた代理店を訪問した際、当社の強みをなかなか理解してもらえませんでした。「強みは何?」「なぜ他社製品ではダメなの?」といった追及が会議後の懇親会でも続き、帰りの地下鉄で再度説得を試みるような場面もありました。

当時は技術営業としてもエンジニアとしても若手だったため、先輩なら突破しているかもしれないという重圧を感じながら、なんとか成果を上げるため懸命に仕事に向き合っていました。

3

ある時、
手応えが
変わった

苦労が続いていた時期、代理店など社外の方々と対応する際は、とにかく事前に上司や先輩方から意見をもらうようにしていました。質問への答え方から、伝える内容が適切かどうかまで、細かく確認しました。先輩方からもらうさまざまな考え方には、経験に裏打ちされた根拠があります。それを深く理解し、自分の中に落とし込んで、自分の言葉で話せるようになることを意識しました。

そして技術営業2年目になる頃から、仕事に対しての手応えが大きく変わり始めました。複数の商談でお客様からの質問に的確に答えられるようになり、代理店から提案機会を数多くアレンジしてもらえるようにもなりました。

振り返ると、自身の能力を過信せず、知ったかぶりをしないで、先輩方にわからないことを積極的に相談できる自分の性格が生きたのだと感じています。また商談の場では、フランクに話せる雰囲気づくりを心がけたことで、次につながるお客様の本音を数多く引き出すことができました。

4

地道な
積み重ねの先に、
見えたもの

赤外線センサー事業に携わったことで、多くのお客様と接することができ、さまざまな面で成長することができました。

お客様の忌憚のないご意見に真摯に向き合い、わからないことは一度持ち帰って学び、改めてご説明する。こうした地道な取り組みを日々積み重ねてきたことで、製品への理解が深まり、お客様への対応力も格段に高まったと実感しています。

5年目には、エンジニアとしての技術や、技術営業としての動き方・考え方を後輩に教える立場も経験でき、自分自身の視座をさらに一段高めるきっかけとなりました。

5

これまでの経験を、
次の挑戦へ

私は現在、ソリューション技術開発グループに所属し、高周波・光デバイス製品とお客様の困りごとをつなげるPoC(Proof of Concept)開発を行っています。研究所を含め10数名が参加する新規技術開発プロジェクトの取りまとめも担当しています。さらに、新規事業のためのマーケティング業務も兼務しています。これらの仕事では、これまで身に付けたセンサー制御や光学設計の知識、社外対応力をフルに生かしています。

近い将来、エンジニアとしても、またマーケティング業務を担う現在の立場としても、新規事業を立ち上げ、挑戦したいという気持ちがあります。赤外線センサー事業は残念ながら2025年に終息しましたが、そこで得た貴重な経験の数々が、次の新規事業を起こすための一歩になると確信しています。

お客様の困りごとを解決できるか検証するため、システムや試作機を作り、マーケティング活動や技術開発に貢献する仕事

わたしの将来ビジョン

未来の仲間・就活生への
メッセージ

専門外の分野は、最初は難しく感じるものですが、三菱電機には研修制度もあり、じっくり学ぶ時間もあるので、知識を身に付けながら、安心して仕事ができます。この環境はまさに三菱電機の強みだと思います。
入社後にわからないことがたくさん出てきても、一人で悩む必要はありません。上司や先輩方に相談しながら仕事を進めていけば、必ず乗り越えられますし、その先にはきっと成長が待っています。ぜひ一緒に、快適な社会の“あたりまえ”を支える製品を作っていきましょう。

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