三菱ジャー炊飯器

三菱ジャー炊飯器
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新潟県 新之助

有限会社ヤマセファーム
代表取締役:桑原徹さん

「ヤマセファーム」は新潟県の中央、長岡市の千谷沢(ちやざわ)でお米を育てています。落語家の故 林家こん平さんの出身地チャーザー村です。清らかな水とたくさんの自然が残された千谷沢の山間地は、春にはゼンマイや山ウドが育ち、夏には蛍がぼうっと光り、秋には一面が紅葉ときのこに埋め尽くされ、冬は人の背丈よりも高い豪雪が暮らしのそばにあります。四季折々の自然環境のなか、農薬は最小限に抑え、有機肥料のみでお米を栽培。自然の力を借りてお米を乾燥させる、「はざかけ米」も手掛けています。農業をするのにも、生き物の住みやすい環境がいいと考え、土壌保全も視野に入れながらの農作業は春から夏にはアスパラガス、夏から秋にはイチジクの収穫も。稲作はもともと「コシヒカリ」中心でしたが、近年はデビューから5年が経つ「新之助」の作付けも増やしています。

「新之助」はどんなお米ですか?

「コシヒカリ」とは違うおいしさを「新之助」で提案する

コシヒカリとは違う方向のおいしさを提供したい――。新潟県では県の農業総合研究所を中心に2008年から新品種の開発を進めてきました。地球温暖化の進行にも備えるため、稲が実る時期が遅く、収穫期前の暑さを避けられる晩生タイプの稲が求められていたのです。当初20万もの品種候補のお米の株ひとつひとつを炊き、お米の輝きを確認しながら、交配と選抜を繰り返した結果、酷暑の年でも食味の落ちない「新之助」にたどり着くことができたのです。食味で言えばコクと甘み、粘りと弾力が強く、大粒でツヤがある。これは水分をたっぷり吸い込みながら、ほどよい粘りをお米の表面にまとわせているからこそ味わえる甘み。しかもごはんが冷めてもお米が硬くなりにくく、電子レンジで温め直しても本来のおいしさを楽しめるお米です。

桑原ヤマセファームでは早生(わせ)はもち米と酒米、中生(なかて)でコシヒカリを育てて、晩生(おくて)で新之助を育てています。山中にある田んぼは場所によって、土壌の質もさまざまです。砂の多い田んぼは早生が中心、風通しのいい粘土質の田んぼは新之助やコシヒカリと、エリアごとに”団地化”して、品種にあった育て方をしています。新之助を導入したことで、早生から晩生までまんべんなく作付けできるようになりました。中山間地域なので資材散布用ドローンは導入していますが、今後は栽培日誌をiPad等で管理したり、Google Map上で田んぼをクリックするだけで、生育状態がわかるような最先端の管理手法を導入したいですね。

相性の良いオカズ

すじこごはん

新潟名物と言えば塩引き鮭ですが、塩味のきっちり効いたすじこも、粒立ちよく甘みのある新之助の味わいをとてもよく引き立てます。炊きたての白米を最高に引き立てるのは、いくらよりもすじこというのが地元・新潟県民の一致した意見。

梅干しごはん

きちんと塩漬けした梅干しと新之助の相性は出会いもの。アツアツだけでなく、冷めたご飯やおにぎりと梅干しも非常によく引き立て合います。軽く塩を振って、海苔で巻かずに握ったおにぎりも試してみて。

にいがた和牛ステーキ

その昔、日本では牛といえば農耕牛でした。切っても切れない稲と牛の濃厚な関係は飯碗の上でも変わりません。濃い旨味の赤身にじゅわっと甘いサシがハリとコクのある新之助の食感ともよく合います。

ヤマセファーム桑原徹さん、越後さんとう農業協同組合中川健さん、新潟県農業総合研究所作物研究センター橋本憲明さんに試食していただきました。うれしいコメント、ありがとうございました。

ヤマセファーム桑原徹さん「「新之助」が炊飯器でこんなに違うんですね。おいしい! ハリがあるのに硬くなく、水分がしっかり感じられて甘みも強い。甘みが広がった後、口の中にしっかりとどまる。比べるわけじゃないけど、これコシヒカリ以上ですよ」

越後さんとう農業協同組合中川健さん「「普段食べてた新之助より格段においしい!」と思ってしまうほどでした。食べごたえ、粒感、みずみずしさに甘みとコク……。お米のいいところが全部出ている、ものすごいご飯ですね」

新潟県農業総合研究所作物研究センター橋本憲明さん「新之助の特徴は一言で言うと"食べごたえ"なんですが、この炊飯器はパーフェクト。普通、ごはんは粘りがあるとやわらかくなり、しっかりした食感だと粘りがなくなるんですが、相反する特徴を見事にすべて引き出しています」

※「本炭釜 KAMADO」の当社従来品(NJ-AWB10)を使用。

「月刊 食糧ジャーナル」 鶴田裕編集部長からひとこと

日本一の米どころ・新潟県が「コシヒカリとは異なる食味食感の美味しさ」を追求して育成した高級ブランド米。現在『新之助』ファンが急増している。

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