ニュースリリース

最新ニュース一覧ページへ戻る

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

BI No.2507

従業員同士の言語の壁を解決する「MelBridgeしゃべり描き翻訳」発売

生産現場における円滑なコミュニケーションを実現し、作業品質・安全性の向上に貢献
altを入力する

MelBridgeしゃべり描き翻訳を使ってコミュニケーションを行う様子

 

 三菱電機株式会社は、生産現場における外国籍従業員との円滑なコミュニケーションの実現に向けて、話した言葉をタブレット端末の画面上に翻訳して表示することで正確な情報伝達を可能とし、作業品質や安全性の向上などに貢献する「MelBridge(メルブリッジ)※1しゃべり描き翻訳TM(以下、しゃべり描き翻訳)」を、サブスクリプション型サービス(月額)として11月3日に発売します。

 少子高齢化に伴う労働人口不足の深刻化により、さまざまな分野で外国籍労働者の雇用が拡大※2しています。一方で、従業員同士のコミュニケーションには言語の壁があり、特に難しい専門用語の多い生産現場においては、品質や安全に関する遵守事項や作業指示などが外国籍従業員に正しく伝わらず、その結果、生産ロスの増加や品質低下、教育時間の増大、不安全行動による労働災害の増加などが課題となっています。

 当社は、多くの外国籍従業員が働く生産現場向けの製品として、2025年4月に、工場での朝礼など大人数が参加する場での円滑な多言語コミュニケーションを可能とする「MelBridge 翻訳サイネージ」を発売※3しました。今回発売する「しゃべり描き翻訳」は、1対1などの少人数でのコミュニケーションにおいて、話した言葉を、タブレット端末などの画面上に相手が理解できる言語に翻訳して表示するウェブアプリケーションです。画面に表示した画像や書類に、話した言葉を翻訳した「文字」として挿入することで、視覚的に情報伝達をサポートする「しゃべり描き機能」や、話した内容をリアルタイムで翻訳しながらチャット形式で画面に表示する「トランスクリプト機能」などにより、母国語が異なる従業員同士のスピーディーで円滑なコミュニケーションを可能とします。さらに、生産現場特有の専門用語や社内用語などを登録できる「翻訳辞書機能」や「音声認識辞書機能」を組み合わせることで、外国籍従業員の理解度向上や作業ミスの予防などにも貢献します。

 当社は、2016年に「しゃべり描きUI」を発表※4して以来、本技術を活用したBtoC向けサービスの開発およびライセンス提供を行ってきました。「しゃべり描き翻訳」は、当社がこれまでに培ってきた知見をもとに、多くの外国籍従業員が働く生産現場をターゲットとしたBtoB向けサービスとして新たに発売するもので、当社工場での実証実験※5や市場調査などを通じて、生産現場に適した機能の追加やUI※6の改善などを実施しています。
 当社は、従業員同士のコミュニケーションの活性化に資する本アプリケーションの提供などにより、生産現場における作業品質と安全性向上に貢献します。


お客様からのお問い合わせ先

カテゴリーや発表年別で探す