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  3. 「酒快Do」・「酒Do楽」クラウド版

三菱電機ITソリューションズ株式会社(MDSOL)が開発・販売を手がける酒類販売管理システム「酒快Do」・「酒Do楽」は、35 年以上の歴史と累計出荷台数21,000 台以上の実績を誇る製品です。これまで物理サーバー上に導入するオンプレミス版として提供してきましたが、新たにインターネット経由でサービス提供するクラウド版をリリースしました。クラウド版は、オンプレミス版と比べて初期費用を削減でき、導入期間も短縮されます。法改正対応も容易で、業界動向に合わせた最新のサービスが利用可能となります。

三菱電機ITソリューションズ株式会社 流通・ヘルスケア事業部 流通ソリューション営業部長 鼓 吉郎氏三菱電機ITソリューションズ株式会社 流通・ヘルスケア事業部 流通ソリューション営業部 流通ソリューション営業第一課課長 松川 智大 氏

三菱電機ITソリューションズ株式会社 流通・ヘルスケア事業部 流通ソリューション営業部長 鼓 吉郎氏(左)
三菱電機ITソリューションズ株式会社 流通・ヘルスケア事業部 流通ソリューション営業部 流通ソリューション営業第一課課長 松川 智大 氏(右)

コロナ禍でクラウドニーズが拡大。他社に先駆けてクラウド版をリリース

自社でサーバーやソフトウエアなどを保有・管理せずにインターネット経由で利用するクラウドサービスは、今や業界や事業規模を問わず多くの企業で利用されています。酒類販売市場においても、 新型コロナウイルス感染症の拡大を機にテレワーク環境の導入が進み、クラウドサービスへのニーズが高まっています。しかしながら、クラウド化の実現には移行コストやセキュリティー上の懸念から、導入を断念する場合が少なくありませんでした。

こうした背景から、MDSOLは35年以上にわたって培ってきた酒類・食品流通業での実績と経験をもとに「酒快Do」・「酒Do楽」のクラウド版を開発しました。流通・ヘルスケア事業部流通ソリューション営業部 流通ソリューション営業第一課長の松川智大氏は次のように語ります。

「MDSOLではお客様の運用負荷軽減などの観点により、以前から酒快Doや酒Do楽のクラウド版の開発を検討していました。その過程でコロナ禍となり、急速にテレワークのニーズが拡大したことから、クラウド版のリリースを早めることとしました」

「酒快Do」・「酒Do楽」のオンプレミス版は、後継者不足やコンビニへの事業転換などで酒販店の数が減少し続ける中、現在も2,000社以上が利用しています。

流通・ヘルスケア事業部 流通ソリューション営業部長の鼓吉郎氏は「オンプレミス版では、大規模な酒販店様向け業務用酒卸に対応する『酒快Do』と、家族経営が主体の小規模な酒販店向けの『酒Do楽』に分かれていましたが、中間層を含め幅広くカバーできるよう他社に先駆けてクラウド版を市場に投入しました」と語ります。

法改正対応への改修作業が容易。常に最新版の利用が可能

クラウド版も、オンプレミス版と同様に優れた拡張性、多彩なシステム連携の他、酒販業務に必要な豊富な機能を備えています。システムの操作画面もオンプレミス版と同様で、既存のユーザーなら違和感を覚えることなく使うことができます。

一方、ITインフラは従来の物理サーバーや仮想サーバーに代わり、アマゾン ウェブ サービス(AWS)を採用しています。オンプレミス版のように自前で設備を購入・維持する必要がないため短期間にシステムを導入することができます。

セキュリティーに関しては、AWS の強固な環境のもとで運用されるため、オンプレミス版と同等以上のセキュリティーレベルが確保されています。

クラウド版ならではのメリットといえば、インターネットに接続できる環境であれば、事務所以外の場所でも利用可能なことです。例えばノートPCやタブレット端末などを利用して、外出先から販売実績等を見ることも可能です。これにより時間や場所にとらわれない柔軟な働き方が実現できます。

また、法改正対応などのアップデート作業は、オンプレミス版のようにその都度訪問による対応をする必要はなく、クラウド上で簡単に最新版に更新できるので、アップデート作業の手間と時間を割く必要がなくなります。

酒販クラウドサービスにおけるオンプレミスとの比較

酒販クラウドサービスにおけるオンプレミスとの比較

サーバーの運用管理者は不要。導入期間も1 ヵ月以上短縮

クラウド版はシステムの運用負荷からお客様を解放するため、特に自社に専任のシステム管理者がいない企業に向いています。

変化の激しい時代に、サーバー機器のリース期間や耐用年数などに縛られることなく、必要に応じてシステムを柔軟に拡張でき、高いセキュリティーとパフォーマンスを確保できることは、大きな資産となります。

導入を検討しているお客様には、契約前にデモ環境で操作性を確認することも可能で、より詳しく知りたい場合には2週間程度の試用環境も提供されます。

クラウド版は初期段階で発生するサーバー機器の調達が不要となるため、導入期間もオンプレミス版と比較して1ヵ月以上の短縮が可能です。導入時の環境整備、既存システムからのデータ移行やデータ変換、利用者教育、本稼働前の事前確認等は、お客様自身で対応することもできますが、システム管理者が不在のお客様においては必要に応じて有償でMDSOLが対応します。

「導入に関する打ち合わせは、Web 会議システムと実際の対面の両方で実施するため、直接の対面が難しいコロナ禍においてもスムーズに進みます。導入後のQAについても、オンラインによって両者で同じ画面を見ながらマンツーマンで対応することもできるので、遠方のお客様でも安心してご利用いただけます」(松川氏)

リリースから1年で50社が採用。IT補助金の書類作成はMDSOLが支援

2021年4月のリリース以降、「酒快Do」・「酒Do楽」のクラウド版はMDSOL のホームページ経由で毎週数件の問い合わせがあり、お客様からも高い関心が寄せられています。リリースから1年経った2022年3月末にはクラウド版を採用したお客様が50社を超えました。そのうちの2割は他社製品からの乗り替えや新規導入のお客様で、クラウド版によって新規採用が増えている点も特徴的です。

「IT 運用のポリシーとして、データを自社環境で管理したいというお客様もいるため、オンプレミス版は今後も継続して提供していきますが、クラウド版への移行や新規導入を加速し、2025年までにクラウド版の採用率9割以上を目指していきます」(鼓氏)

MDSOLではクラウド版の認知度向上に向けて、ホームページを検索いただく酒販店様のお役に立つ情報や動画コンテンツなどを継続的に発信していく予定です。

コロナ禍以降、感染拡大防止を目的とした非対面・非接触を実現できるクラウドシステムの導入に向けた補助金事業が活発化しているため、お客様が補助金制度を利用して導入を検討される場合には、申請支援も実施しています。

松川氏は「2022年度も国や地方自治体で、IT 導入の補助金が支給されることが決まっています。しかし、自社で申請書類を作成するのはハードルが高く、手間もかかります。そこでMDSOLはノウハウを活かして、申請書類の作成を支援しています。これによりお客様の負荷が軽減され、補助金の採択率を高めることが可能になります」と語ります。

クラウド版の導入は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進の観点からもメリットが大きく、コアとなる販売管理システムと周辺システムとの連携や業務の自動化においても意義のあるものです。MDSOLはお客様のDX化を加速することで、ウィズコロナ、ポストコロナ時代のビジネス変革を支援していきます。

  • 酒類流通業向け販売管理クラウドサービス
    酒快Do・酒Do楽

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    酒快Do・酒Do楽は、35年以上の歴史を持つ酒販店・酒類卸業向けの販売管理システム。2021年からはクラウド版の提供を開始し、業務効率化やリモートワークなどを可能にする多彩な機能がお客様から高い支持を得ています。

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  • 酒類流通業向け販売管理システム 酒快Do

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    酒Do楽は、酒類小売業(酒販店)の業務に特化した販売管理システムです。配達伝票や請求書の発行、店頭POSレジシステムとの連動といった販売管理機能はもちろん、業界特有の酒税関連帳票(酒税報告書など)の発行が可能です。

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