経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」にて「2025年の崖」が大きな話題を集めました。これは、レガシー化・ブラックボックス化した既存システムが企業に残っている場合に、国際競争に大きな遅れを取ってしまい、年間で最大12兆円の経済損失が生じる可能性を示唆するものでした。その解決策として提示されたフレーズがDXであり、変化に追従できるITシステムの構築やテクノロジー活用による高収益ビジネスの創出が必要であると示されました。
また、2022年7月には、最新版として「DXレポート2.2」が発表され、日本企業のDX推進をさらに加速させるべく、「デジタル産業宣言」を公表。さらに2022年9月、経済産業省は、経営者にDXへの自主的な取り組みを促すべく、デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表を求める「デジタルガバナンス・コード2.0」を策定するなど、国を挙げてDXに注力しているのが分かります。
このように、すでにDX実践の波が到来しており、その旗振り役となるDX人材が、多くの企業で強く求められています。しかし、総務省が2022年7月に公表した「令和4年版 情報通信白書 第2部 情報通信分野の現状と課題」によると、日本企業の約6割がDXの課題として人材不足を挙げるなど、変革の原動力である“人”が圧倒的に不足しているのが現状です。