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DS No.2403

小型月着陸実証機「SLIM」が世界初となる月面への高精度着陸を達成

三菱電機の航法誘導制御技術が精度100メートル以内の着陸実現に貢献
SLIM着陸時イメージ ⒸJAXA

SLIM着陸時イメージ
ⒸJAXA

 

 三菱電機株式会社(以下 三菱電機)は、宇宙航空研究開発機構(以下 JAXA)から受注し、全体のシステム開発を担当した小型月着陸実証機(Smart Lander for Investigating Moon、以下 SLIM)が、世界初となる高精度月着陸を達成したことをお知らせします。

 SLIMは、1月20日午前0時20分(日本時間)に月面着陸を果たしました。着陸後のデータを分析した結果、SLIMプロジェクトの目的として設定されていた誤差100メートル以内の精度での月面着陸を達成したことが確認されました。JAXAによると、SLIMの着陸地点は、当初の着陸目標地点から東側に55メートル程度の位置と推定されています。この結果は、数~十数キロメートルの誤差が生じていた従来の着陸精度を大きく上回るもので、世界初の成果です。

 高精度着陸技術は、「降りたいところに降りる」を実現する技術で、今後の月惑星探査において必要とされる重要な技術です。

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