「熱関連トータルソリューション」体系図

三菱電機株式会社は、当社が取り組むE&Fソリューション※1として、製造業やビルオーナー、熱供給事業者の電力と熱のエネルギーコスト削減と脱炭素化の推進に貢献する「熱関連トータルソリューション」を5月31日から提供開始します。本ソリューションでは、顧客の課題に応じたコンサルティングから設備ごとの熱システム設計や電化に寄与する給湯・産業冷熱機器の提供、エネルギーマネジメントシステム(以下、EMS)による電力と熱のエネルギーの効率的な運用支援までをワンストップで提供していきます。


近年、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルや持続可能な社会の実現に向けて、GHGプロトコル※2が定めるScope1※3の削減が求められています。また、2023年4月に施行された改正省エネ法では、非化石エネルギーへの転換に関して目標設定が義務化されるなど、各企業は化石エネルギーからの転換に取り組む必要があります。特に、製造業やビルオーナー、熱供給事業者などにおいては、製品の生産プロセスや空調で多量の熱を使用しているため、脱炭素化の推進が課題となっています。


当社は今回、顧客の課題に応じたコンサルティングと、データ分析による現状把握や施策の提案、デジタルシミュレーションによる導入効果の試算を行います。その後、ヒートポンプチラーやエコキュートなどの給湯・産業冷熱機器、設備設計・計装制御設計などの熱エンジニアリング技術を駆使した設備導入に加えて、電力と熱の最適運用を行うEMS技術を組み合わせて提供することで、顧客の課題をワンストップで解決します。また、運用データの分析・評価を基に繰り返し改善を進めていくことで、長期にわたる顧客の脱炭素化施策を継続的にサポートしていきます。さらに、電力の環境価値管理や調達計画の最適化などをサポートすることで、顧客の脱炭素化推進に貢献します。



  • ※1

    Energy & Facility(エネルギー & ファシリティ)ソリューションの略称

  • ※2

    温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)の排出量を算定・報告する際の国際的な基準

  • ※3

    GHGプロトコルの分類のうち、「事業者自らによる燃料の燃焼など温室効果ガスの直接排出」を示す

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三菱電機株式会社 インフラBA E&Fソリューション事業推進部
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