三菱電機ではエネルギーを無駄なく有効に活用できるスマートハウスソリューション「ENEDIA」を提供しています。これは、太陽光発電でつくった電気を省エネの工夫をしながら賢く使ったり、時には電気自動車などに貯めて使ったりと、暮らしのエネルギーを総合的にマネジメントする仕組みです。これにより、化石燃料によるエネルギー利用を最小限にして暮らすことができるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を実現しています。
この「ENEDIA」には三菱電機ならではのさまざまな環境技術がぎっしり詰まっています。中でも家電などの省エネ技術は「HEMS」と呼ばれるマネージメントシステムを使って、家電単独で動くだけでなく、ネットワークを使ってより快適で省エネな暮らしを実現するようになってきています。この「HEMS」という少し聞き慣れないシステムとはどんなものなのでしょうか。
そこで、実際にこのシステムを開発している三菱電機リビングシステム制御グループの三木智子グループマネージャーにお話をお聞きしました。女性の技術者として、どんな視点で、どんな想いで研究開発をしているのでしょうか。ご自身の暮らしと仕事の接点は、など最前線で研究開発する三木さんの視点を通じて次世代を見つめる新たな技術を探りました。